Home > 資産運用 > 2020年オリンピックに向けて注目度UP! 禁煙・分煙関連銘柄

2020年オリンピックに向けて注目度UP! 禁煙・分煙関連銘柄

(写真=Voyagerix/Shutterstock.com)

2020年東京オリンピックが目指しているのは「タバコのない五輪」。世界49ヵ国が飲食店やバーを含めて屋内全面禁煙を法定化しているのに対して、日本の対応は世界保健機関(WHO)の判定で「世界最低レベル」です。受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案が2017年の通常国会への提出を先送りにされるなど、着地点が見出せない状況です。

とはいえ、今後も禁煙・分煙の動きが加速することには変わりありません。関連銘柄をチェックしておきましょう。

禁煙補助剤は「飲む」「貼る」「噛む」の3種類

禁煙は本人の意志だけでは難しいものです。禁煙をサポートする医薬品の銘柄は抑えておきたいところです。

禁煙のための薬には飲み薬、貼り薬、ガムの3形態があります。飲み薬であるチャンピックスはニコチンを含まない禁煙補助剤です。市販薬はなく禁煙外来での処方で、発売元はファイザー(アメリカ)です。

皮膚からニコチンを吸収するパッチ型のニコチン製剤には、禁煙外来で処方されるものと、市販されているものがあります。ニコチネルパッチは処方薬と市販薬があり、販売しているのはグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンです。大正製薬ホールディングスが販売しているのはシガノンで、こちらは市販薬です。

口腔粘膜からニコチンを吸収させるニコチンガムは市販薬のみです。知名度が高いジョンソンエンドジョンソン(アメリカ)のニコレットを日本で独占販売しているのは、武田薬品工業です。このほか、上記ニコチネルにもガムタイプがあり、市販されています。

近年ブームの「加熱式たばこ」

昨今、人気なのが火を使わない「加熱式たばこ」です。従来のタバコと比較して有害物質の発生量は1割以下と言われており、周囲の受動喫煙のリスクを下げることができるほか、衣服への臭い移りも抑えられるため、人気が急騰しています。

現在、販売されているのはフィリップモリス・ジャパン(PMJ)の「iQOS(アイコス)」、JT(日本たばこ産業)の「Ploom TECH(プルーム・テック)」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの「glo(グロー)」の3種類。

本体を使って専用タバコを加熱し、ニコチンなどを含んだ蒸気を発生させる原理は一緒ですが、本体の形状や加熱方法、フル充電で吸える本数、専用たばこの仕様などが大きく異なります。これらに加えて海外製品も取りそろえているのが加熱式たばこのセレクトショップ「vape studio」。運営元のトランザクションも関連銘柄の一つと言っていいでしょう。

現在、禁煙エリアでの加熱式たばこ使用については、健康への影響が不明なことから対応がまちまちです。加熱式たばこを手掛ける上記3社は普及を目指して連携し、加熱式たばこが使用できる場所であることを伝えるステッカーを制作しました。自治体や飲食店向けに配布を予定しています。市場の拡大が予想される中、早期のルール作りが待たれます。

オフィスや飲食店の分煙を設備で支える

受動喫煙の対策法案の議論に先駆けて、2003年には職場の「受動喫煙防止対策」が事業者の努力義務になりました。喫煙室の設置などにかかる費用に国から出る助成金も追い風となり、分煙対策に必要な設備機器関連会社への注目も増しています。

喫煙用集塵・脱臭機のメーカーでは大手の三菱電機や日鉄鉱業、富士通ゼネラル、レンタル事業ではダスキン、トーカイ、分煙機の販売・リース・メンテナンスを行うフルテックなどが注目の銘柄です。

また、セコムのグループ会社のセコム医療システムが禁煙支援サービスを行っているほか、「禁煙パイポ」で有名なマルマンが「電子パイポ」を販売するなど、ユニークな動きもあります。

禁煙・分煙関連銘柄は、今後一層の盛り上がりが予想されるでしょう。新しい製品・サービスの登場にも注目していきましょう。

>> まずは資産運用の相談相手を見つける

【人気記事】
地方に富裕層が多い理由とは?
年代別にみる投資信託のメリット
ポートフォリオとアセットアロケーションの考え方
帰省の時に話しておきたい! 「実家の遺産・相続」の話
IFAに資産運用の相談をするといい3つの理由