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「つみたてNISA」は投資経験のない資産運用初心者にもおすすめ?

(写真=Zerbor/Shutterstock.com)

新しい少額投資非課税制度である「つみたてNISA」の口座開設手続きが、2017年9月からはじまりました。

「なんとなく難しそう……」という理由で敬遠される方もいるかもしれませんが、実はつみたてNISAは投資初心者にもおすすめできる制度となっています。つみたてNISAが、なぜ投資初心者や投資をこれから始めてみたい方にもおすすめなのか紹介します。

つみたてNISAは商品が厳選されている

投資を始めようとした場合の最初のハードルは、「どの商品へ投資をしたらいいのかわからない」ということでしょう。一口に投資信託といっても、日本には2017年9月時点で約6,000もの商品があります。専門家でない人が、その中から商品を選ぶというのは大変な作業です。投資した後も、自分の投資が正しい選択だったのか不安になるのは当然でしょう。しかし、つみたてNISAで取り扱う予定の投資信託の数は、金融庁が厳しく制限した結果、約6,000本のうち120本程度まで絞られる予定になっています。

金融庁が定めた要件を見てみると、まず購入できる商品が、投資信託とETF(上場株式投資信託)に限られています。さらに、共通の要件としていくつかの項目があります。例えば「信託設定期間が20年以上」「毎月分配型でない」「デリバティブでレバレッジをかけない」など、安定した運用に着目していることがわかります。さらに「信託報酬が一定の割合以下」「販売手数料が無料」となっているため、初心者でも手数料が少なく購入しやすいのも特徴的です。投資信託の種類およびETFには、さらに条件が加わってきます。つまり、少なくともつみたてNISAの要件でふるいにかけられた商品であれば、リスクが抑えられているといえます。

自分のペースで投資ができ、換金性も高い

投資といえば、数百万円ないと始められないと感じている方もいるようです。しかし、投資を始めようとしたときに、自由に使えるお金が数百万ある人はまれです。そのため、多くの人は必然的に、毎月無理のない範囲で投資にお金を回していく方法、つまり積立方式を取るほうが賢明だといえます。

つみたてNISAは、名前の通り積立方式の制度です。毎月積み立てる場合は、積立額を1,000円という少額から最大3万3,333円(年間40万円)まで細かく設定できることも大きな魅力の一つです。月々数千円であれば、無理なく積み立てられるのではないでしょうか。

さらに、年に2回、積立額を変更できる「特別月」を自由に設定することもできます。月々5,000円を積み立て、賞与月は多めに1万円といったプランも可能です。つみたてNISAの非課税枠は、年間最大40万円となっています。例えば毎月3万円を積み立て、6月と12月を特別月として5万円といった設定をすると、非課税枠を最大限利用することができます。

つみたてNISAが魅力的な点としてもう一つ、換金性が高い点も挙げられます。「投資は余裕資金で行う」ことが基本です。しかし、自分では余裕資金で行っていたつもりでも、予想外のことが起こり、急にお金が必要になることはよくあります。

例えば、同じ非課税制度であるiDeCoでは、原則として60歳まで引き出すことはできません。所得税控除がある個人年金や生命保険の終身保険の場合は、解約のタイミングによっては手数料を引かれ、支払ってきたお金より少ない金額しか返ってこない可能性もあります。しかし、つみたてNISAでは、いつでも自由に引き出すことが可能です。引き出し時点で運用がうまくいっていない可能性はあるものの、引き出しに手数料がかかることはありません。

つみたてNISAのポイントをおさえよう

つみたてNISAの3つのポイントは「取扱商品が安全であること」「積立額が細かく設定できること」「いつでも自由に引き出せること」です。投資家の側に立った特徴で、金融庁が国民の資産運用を真剣にいいものにしていこうという意気込みが感じ取れます。「どれを買ったらいいかわからない」「どれくらい投資したらいいのかわからない」と考えている方は、まず、つみたてNISAの商品を、少額から試してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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