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ビットコインの下落や急上昇はなぜ起こる?

(写真=Phagalley/Shutterstock.com)

2017年8月のビットコイン分裂騒動や9月上旬の中国当局によるICO(新規仮想通貨公開)の全面禁止など、ビットコイン界隈は世界規模で息つく間もない動きが続いています。そのたびに相場は乱高下し、ビットコインに興味があっても怖くて手をこまねいている人もいるのではないでしょうか。

この相場の値動きを正確に読むことは至難の業でも、背景やリスク要因を把握しておくことは、次の大きな流れを読む手立てとなるでしょう。

なぜ、ビットコインの下落や急上昇が起きるのか?

為替に比べて何倍、何十倍の規模で下落や急上昇が起きる理由は、ビットコインの特徴にあるようです。

● 参加者が少なく、取引量も少ない
第一に、ビットコインの市場規模は拡大しているとはいえ、まだまだ多いとは言えない状況です。「市場参加者が少ない」ことが価格変動に大きく関わっています。参加者が少なければ、取引される量も少ないので、ビットコインをたくさん必要とする人が大きな買い注文を出した途端、価格が急上昇してしまうという仕組みです。

今後、参加者が増えて取引量も多くなれば、現在のような価格の乱高下は落ち着きをみせるかもしれません。

● 実態がなく、評価が定まらない
ビットコインが秘める大きな可能性に期待する声はあるものの、製品や商品のように実体を見ることができないので、多くの人が情報へ過敏に反応しやすいという特徴があります。「よく分からないけど、儲かるらしい」「今、始めないとチャンスを逃す」「ますます下落する」「暴落の兆候がある」といった情報が、確かなソースもないままに伝播しやすく、価格の乱高下を招く原因になります。

これは、機関投資家などプロの参加者が少なく、投資に関しては素人という参加者が多いということも関連しています。

● ストップ高、ストップ安がない
株式は大きな価格変動を避けるためにストップ高、ストップ安の制度がありますが、ビットコインにはありません。そのため、歯止めがかかることなく価格が乱高下してしまいます。ビットコインの実態が見えず評価が不安定だということもあり、1日で100万円が10万円になるリスクもあることを認識しておくべきでしょう。

● 国家による規制
今までの貨幣と違い、ビットコインは中央集権的なスタイルを取らず、分散型ネットワークによって取引が記録されます。そもそも分散型ネットワークとは、世界中に存在するパソコンでデータを管理するということです。そのため、インターネットに繋がっていれば世界中の誰でも取引ができます。また、新しい概念ということもあり、各国で法整備が遅れている現状も否めません。先日の中国のICO全面禁止など、国家による規制が入ることがあり、それを嫌って価格の乱高下が起こりやすくなります。

国家による規制の動きについては、今後の各国の動き次第でビットコインの安定取引をもたらすきっかけになる可能性もあり、一概に否定的な見方ばかりではないようです。

乱高下する値動きに翻弄されないために

ビットコインは登場してからまだ歴史が浅く、取引量や参加者のボリュームも少ないことに加え、ルールが整備されておらず、こうした実態から価格の下落や急上昇が起きやすい状況はまだ続くのではないかと考えられます。

ただやみくもに価格の乱高下へ不安やリスクを感じるのではなく、そこにチャンスもあるということに目を向けられると、値動きに翻弄されることが少なくなります。価格の暴落や急騰を前にして何も打つ手がないということではありません。

投資の基本「価格が上昇すれば売り、下落すれば買う」は、ビットコインにも同じことが言えます。当然ながら、ビットコインにも短期的に利鞘を稼ぐ取引と、中長期的に育てていく投資スタイルがあります。

自分の投資スタイルを決めさえすれば、乱高下するビットコインの値動きに翻弄されたり、購入前に不安に襲われることもないのではないでしょうか。

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