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ひとめでわかる「NISA・つみたてNISA・iDeCo」の比較

(写真=Maryna Pleshkun/Shutterstock.com)

非課税になる金融商品として、「NISA」や「つみたてNISA」「iDeCo」が注目されています。しかし、「気にはなっているし、投資にも興味はあるけど、それぞれの違いがよくわからない」という人も多いのではないでしょうか?今回は、「NISA・つみたてNISA・iDeCo」のメリットを表組にまとめ、ひとめでわかりやすく比較してみます。

一般へ浸透しなかった「貯蓄から投資へ」の流れに変化

1990年代の後半、金融ビッグバンのころから政府は「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げてきたものの、日本人の「貯蓄好き」はあまり変化してきませんでした。日本銀行の資産循環統計「家計の金融資産」によると1998年の金融資産残高は約1,328兆円です。一方、2017年6月末時点の金融資産残高は約1,832兆円(2017年6月末速報)となっています。19年間で約500兆円の増額している一方、現金預金が占める割合は、54.5%から51.6%へわずかに減少したのみでした。

しかし、アベノミクスの波及効果や2014年に登場した「NISA」などの影響により投資は拡大傾向に向かっているという一面もあります。さらに、2017年1月に改正された「iDeCo」、2018年1月から始まる「つみたてNISA」によって、より広く一般の家庭にも投資が身近なものとなっていることは事実です。

NISA・つみたてNISA・iDeCoの比較

それでは、「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」を比べてみましょう。

商品名 NISA つみたてNISA iDeCo
対象者 日本在住の20歳以上 日本在住の20歳以上 日本在住の20歳以上(※1)
投資スタイル 随時
(定期積立も可能)
定期積立 定期積立
投資可能商品 株・投資信託 金融庁の条件に見合った一部の投資信託 一部の投資信託・預金・保険
非課税対象 売却益・配当・収益分配金などの運用益 売却益・配当・収益分配金などの運用益 売却益・配当・収益分配金などの運用益、所得税、住民税、受取時(※2)
投資限度枠(年間) 120万円 40万円 14.4~81.6万円
(加入者によって異なる)
運用益が非課税となる上限額 最大600万円(元本) 最大800万円(元本) 上限なし
口座管理手数料 なし なし 年間2,400円(※3)
運用できる期間 最長5年間
ロールオーバーで10年間(※5)
最長20年間 60歳まで
投資可能期間 2014~2023年 2018~2037年 制限なし
払い戻し いつでも いつでも 60歳まで不可
その他 つみたてNISAとの併用不可 NISAとの併用不可 60歳まで解約不可(※4)

※1)iDeCoの加入対象者は国民年金に加入する20歳以上、もしくは20歳未満で厚生年金の被保険者です。
※2)iDeCoは受取時に課税されますが、軽減税率が適用され無税もしくは低率となる優遇制度があります。
※3)口座管理手数料は、毎月、国民年金基金連合会へ103円、信託銀行へ64円支払われます。
※4)解約はできませんが、積立を休止することはできます。
※5)非課税期間の5年間が過ぎたら、NISAの口座で保有している資産を翌年の非課税投資枠に移すことができます。

NISA・つみたてNISA・iDeCo、それぞれに合う人とは?

一覧で比較してみると、三者三様のメリットがあり、税制面や運用の自由度に差がある傾向です。NISA・つみたてNISA・iDeCoのメリットがどんなタイプの人に合うのか考えてみます。

NISAは、「投資についての知識があって、非課税枠で効率良く運用する」ことを考えている人に合った商品といえます。投資可能な商品が株・投資信託・ETF・REITといった幅広いラインナップから選べるうえ、非課税となる年間の最大投資額が120万円(月額10万円換算)という規模から、投資の経験者や自分で知識や情報を得て判断できる人にとっては、効率良く運用できそうです。

つみたてNISAは、「ライフステージに合わせた出費に備え、コツコツと貯める」人に向いているでしょう。結婚費用、出産費用、住宅ローンの頭金や車の購入、子どもの教育費など、ライフステージに合わせて大きな出費が控えている人が、そのときに備えて資金を貯め続けるイメージです。運用期間が最大20年間でNISAの4倍という点も、税制の優遇を受けながらコツコツと増やしていくのに適しています。

iDeCoは、「今より老後の生活」「リタイア後の資産をコツコツと貯める」ことが抜群の威力を発揮します。なんといっても、NISAや、つみたてNISAにはない「所得税・住民税」の控除は大きなメリットです。これを使わずに老後の資金を貯めるのはもったいないとしかいえません。ただし、iDeCoの基本は「年金」なので、60歳になるまでは払い戻しや解約ができないのがデメリットといえます。一度預けたら、老後まで育てるものと割り切って活用できる人にとっては、非常に魅力的な制度です。

NISA・つみたてNISA・iDeCoのメリットは、「非課税枠をどう活用するか?」にあります。自身の生活設計や資産状況に合わせてベストな方法を選びたいけれど、ひとりで決めるのは不安という場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。

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