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つみたてNISA と学資保険、どちらを選ぶか、よーく考えよう

(写真=GoemonSS/Shutterstock.com)

郵便局の窓口に並んでいると、周囲にかんぽ生命や学資保険のパンフレットやのぼりが置いてあるのを見かけます。また、小さい子どもを連れた母親や孫を連れた祖父母に対して、郵便局員が学資保険の説明をしている場面に出くわしたことがある人もいるかもしれません。

この「子どもの教育費を積み立てていく」特徴によく似ているのが、2018年1月からスタートする「つみたてNISA」です。

今回は、つみたてNISAと学資保険を提示されたときにどちらを選べばよいのか、それぞれの特徴を理解して上手に使い分ける方法を考えます。

つみたてNISAは、学資保険の代わりになる?

まず、2つの商品の最も大きな違いは、「つみたてNISAは積立型の投資商品」で「学資保険は保険商品」という点です。子どもの教育資金として、毎月積み立てていくスタイルは同じでも、つみたてNISAは投資期間中も自由に払い戻しが可能です。一方、学資保険は満期を迎えるまでは払い戻すことはできず、解約すると元本割れのリスクが発生します。

また、つみたてNISAは投資商品であるものの、運用して得られた利益は非課税の対象となります。さらに、投資できる商品は金融庁による厳しい条件を満たした一部の投資信託のなかに限られているという安心感があるのです。一方、学資保険はマイナス金利政策の影響を受けて標準利率が下がり、払い込んだ保険料に対する利率は低い水準に留まっています。

純粋に積み立てる資産額を比べると、つみたてNISAに軍配が上がりそうですが、学資保険の1番の強みは「親の死亡保障」がついていることです。保険料を払込期間中に親が死亡した場合、学資保険であれば以降の払い込みが不要になる特約がついているものが多い傾向なので、子どもの教育資金に関しては不安も少なくなるでしょう。

どちらも条件次第で「元本割れ」は起こる

こうした金融商品を購入する際に、誰もが気になるのは「元本割れ」するかどうかという点です。つみたてNISAは投資商品なので、運用がうまくいかないと当然ながら元本割れのリスクがあります。一方、学資保険の場合は、保険の内容にもよりますが、途中で解約することがなければ基本的には元本を割り込むことはありません。ただし、特約で医療保障をつけると元本割れの可能性が出てきます。

学資保険の保障が自身の保険でカバーできれば、つみたてNISAも選択肢に

子どもの教育資金を準備するのにつみたてNISAか学資保険か迷っているのであれば、まずは自分の生命保険や医療保険の保障内容をチェックすることがおすすめです。親に万一のことがあっても、すでに加入している保険の保障内容が子どもの教育費へ十分充てられるかどうかを確認します。保障内容が十分そうであれば学資保険で保障を追加する必要はないでしょう。つみたてNISAの非課税メリットを生かした資産形成を選択肢に考えても良いのではないでしょうか。

つみたてNISAは2018年1月からスタートし、最大20年間の非課税期間が設けられています。すでに子どものために学資保険に加入している人も、つみたてNISAを利用することで学資保険以上の利率が期待できるので検討してみても良いかもしれません。年間最大40万円までは積み立てられるうえ、学資保険にはない「途中でお金が必要になったら引き出せる」メリットがある点は魅力です。また、子どもの大学進学の費用として、つみたてNISAを活用しようと考えている人にとっては、最大20年という非課税期間をフルに利用できる絶好のチャンスといえます。

すでに入っている生命保険や医療保険と照らし合わせたうえで、つみたてNISAか学資保険か迷うこともあるでしょう。その場合は、信頼できる専門家からアドバイスを受けることをおすすめします。

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