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AI関連銘柄の有望株企業は、ずばりどこ?

(写真=chombosan/Shutterstock.com)

ここ数年来、ソフトバンクの孫正義社長は、繰り返し「コンピュータが人間の知的能力を超える『Singularity(シンギュラリティ)』が必ず来る」と発言。AI(人工知能)によるパラダイムシフトの転換を予言しています。

発言だけにとどまらず、AI分野をメインのターゲットにした10兆円規模の巨大ファンド、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を立ち上げ。また、AI研究開発やコンサルティングなどを手掛ける新会社も始動させています。こうした動きに合わせ、株式市場においてもAI関連銘柄の値動きは活発化している様子。AIに関わる社会の動向、さらに関連株の展望などについてチェックしてみたいと思います。

国も積極的に推進する「AI」

「人工知能(AI:artificial intelligence)」とは、コンピュータによって、人間の思考・知能そのものを実現しようというもの。その言葉自体は半世紀前から使われており、またAI的なアプローチは、すでに家電製品レベルでも当たり前のように導入される世の中になっています。

とはいえ、日進月歩の情報通信技術の世界のこと。なかでも今日のAI分野の進化発展は著しいものがあります。特に2010年代に入って以降、これまでとは比較にならない膨大な情報を前提とする「ビッグデータ」収集環境の整備と活用が進み、それを背景としたAIの飛躍的発展、冒頭に上げた「シンギュラリティ」も現実味をもって語られるようになってきました。

日本政府も、AIの研究開発と産業化は国家の発展にとっての最重要課題のひとつと位置付けており、2016年4月には、総務省、文部科学省、経済産業省の3省が中心となり、産学官連携のもとに「人工知能技術戦略会議」を立ち上げています。

同会議で作成されたロードマップによれば、現在は「各産業においてAIとデータの活用が進み、関連するサービス業などの新たな産業の芽が出てくる」とされるフェーズ1の段階。そして2020年頃を目途に、「AIとデータの一般利用が進展し、関連するサービス業などの新たな産業が拡大する」フェーズ2へと移行。さらにその5年~10年後には「各領域が複合的につながり合って融合化することにより、エコシステムが構築される」フェーズ3へ進むとしています。

まさに、国を挙げての一大テーマ。株式市場が活気づくのも頷けるというものです。

AI関連分野で有望なのはどんな銘柄?

ソフトバンクが「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」発足を発表した2017年5月下旬には、ビッグデータ解析、AIによるテキストマイニングなどを手掛ける株式会社ユーザーローカル、AIロボット技術による自動運用・自動制御を手掛けるJIG-SAW株式会社、AI技術を駆使したファイナンス、マーケティング分野などのソリューションを提供する株式会社メタップスなど、AI技術に関連する多くの会社が高値を付けました。

その後も、ことあるごとに「AIテーマ買い」の動きがみられ、AIは株式市場における「2017年最強のテーマ」とも言われる状況となっています。国家戦略として、AIの研究開発とその産業化が強力に推し進められているだけに、こうした傾向は2018年もなお続きそうです。特にAI関連は新しい産業分野だけに、新規公開される新しい会社、いわゆる「IPO銘柄」も多く、大きなリターンが期待できるのも魅力です。

もちろん、その時々でどのような個別銘柄が「爆発」するかは、それぞれの企業の商品・サービスの有効性、企業戦略なども関わってきますが、おおよその傾向として、AI関連でどのようなジャンルが有望視されているかをチェックするのは、決して無駄ではなさそうです。

改めて、人工知能技術戦略会議の資料「人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ」を見ると、「生産性分野」では「農業の無人化・匠の技のロボット化」「ロボットの多能工化、ロボット同士の協調」など、「健康/医療・介護分野」では「遠隔診療・在宅診療」「AI・センサーなどを活用した介護施設」など、「空間の移動分野」では「自動運転」や「自律型輸送・配送サービスの提供」などのキーワードが目につきます。

実際に、こうした方向性に沿って、独自技術をコアに起業する会社も次々に登場しています。未来に向けての「日本の技術」の一大テーマであるとともに、株式市場でも大きな注目テーマといえるAI関連。当分、目が離せそうにありません。

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