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投資信託は買う場所で手数料が違う! 賢い購入方法とは?

book(写真=PIXTA)

 プロが自分に代わり運用してくれることから、投資初心者が勧められることも多い「投資信託」。株と違って、証券会社だけでなく、銀行や郵便局でも買えるので、始めるうえでのハードルは低いでしょう。

 ただ、銀行で買っても証券会社で買っても手数料はかかります。多くの商品の手数料は、1.5%~3.24%ほどです。例えば手数料2%の投信を100万円分買う場合、2万円を手数料として支払わないといけないということです。

 しかも投信の手数料は、どこで購入しても同じという訳ではありません。購入場所によって、手数料は異なります。たとえば証券会社にしても、店舗で買う場合とネットで買う場合とでも異なる訳です。

手数料は販売会社が決められる

 ほとんどの場合、銀行や証券会社の店舗で買うより、ネットで購入するほうが手数料率は低く設定されています。購入金額によっても手数料率は異なり、多く購入するほうが割安です。

 なぜ、同じ投信の商品なのに、購入する場所で手数料が異なるのでしょうか?

 それは、各投信の購入時の手数料の上限は定められているものの、その範囲内なら販売会社が自由に決めていいことになっているからです。

 証券会社や銀行などで提案を受けたり、説明を受けたりして購入する場合、パンフレットを渡したり説明したりする必要があるため、人件費などがかかります。一方、ネットで購入する場合は、ネット上で個人が自分の判断で購入してもらうことができます。ネット上で商品や目論見書なども確認することができるため、コストを省くことができます。その結果、ネット証券では「ノーロード」と呼ばれる買付手数料がかからない投信もたくさんあります。

 販売している証券会社が多い商品なら、投資家は手数料が安いところで購入したいと考えるのが当然です。そのため、どこも手数料を安くしようと努力しています。窓口かネットかという販売チャネルが同じなら、販売会社が異なっても手数料はほとんど同じ状態です。

手数料が異なると購入結果にどう影響が出るのか

 同じ商品で、具体的にどのくらい手数料が異なるのかを調べてみました。

 投信を購入する場合、「金額」で指定して購入する場合と、「口数」を指定して購入する場合があります。今回は、分かりやすく「金額」で購入する場合を考えたいと思います。ネットで購入する場合だと買付手数料はゼロ、窓口で買うと3.24%の手数料がかかる場合としましょう。

 基準価額が6,000円の投信を100万円分買い付ける場合

◯ 手数料が3.24%の場合
 6,000×(1+0.0324)≒6194.4
 1,000,000÷6194.4×10,000≒1,614,362口

◯ 手数料がゼロの場合
 1,000,000÷6,000×10,000≒1,666,667口

 口数だけでも、5万2、305口の差が出ました。手数料が発生すると基準価額に手数料が上乗せされるため、その分売却時との差益がなかなか出せません。特に毎月分配型などの投信の場合、手数料には注意する必要があります。

手数料が低いからいいとは限らない?

 販売会社や手数料などの比較は、投信の格付け会社のサイトなどで確認できます。最近は、ネット証券だけでなく銀行のインターネットサービスでも購入できるので、ネットで購入して手数料を抑えるのも一つの方法です。

 同じ商品を購入するなら、手数料が安いにこしたことはないでしょう。しかし手数料が安いからいいとは限りません。ノーロードの投信は買い付ける時は魅力的ですが、その分、保有期間中にずっとかかる信託報酬が高めになっていることもあります。

 またすべて自分で決めて売買すれば確かにコストは抑えられますが、何か分からないことがある場合でも誰にも相談できないのは初心者にとっては不安材料でしょう。最初は証券や銀行の窓口、またはIFAやFPなどに質問をぶつけて理解を深めたほうが得策かもしれません。

 手数料の多寡は投資する上での重要な判断材料ですが、安いことがすべてではないということも覚えておきたいものです。

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