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日本の賢いリタイアメントたちは、今、何をしているのか?

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(写真=PIXTA)

第二次世界大戦から間もなく、第一次ベビーブームで生まれた世代を「団塊の世代」といいます。中心は1947~1949年生まれで、現在70歳直前というところです。かつて日本の高度経済成長、特にその後半を支えた世代です。現在では、リタイアメント世代の最大ボリュームとなっています。

「2007年問題」「2012年問題」を過ぎて、いま

日本の人口ピラミッドは、その言葉とはうらはらにピラミッド形ではありません。アンバランスな紡錘(ぼうすい)形からキノコ形といったところでしょう。その最大の横幅位置にあたるのが「団塊の世代」です。

その数のインパクトは大きく、団塊の世代が定年を迎え始めた2007年は、企業における急激な人材減、社会福祉の需要の増加など、社会への大きな影響が予測され「2007年問題」などという言葉が登場しました。

ただ、多くの企業が定年後も雇用を継続するなどしたため、さほど深刻なトラブルもなく乗り越えることができました。さらに再雇用された団塊の世代が65歳に達する2012年もまた、大きなショックはありませんでした。しかしこれから先を考えると、団塊の世代の多くが後期高齢者(75歳以上)になる「2025年問題」が控えています。

3大関心事は「健康」「経済」「生きがい」

いまや少々古めかしく響く「企業戦士」という言葉ですが、その中心が団塊の世代です。現役バリバリの頃は、頑張ってもライバルが多すぎて出世できないというポスト不足に泣かされながらも、がむしゃらに働いて日本経済を引っ張ってきました。

とある調査によれば、退職前後の会社員の関心事として上位(複数回答で80%前後の人が関心事と回答)にあったのが、「健康」「経済」「生きがい」だったといいます。

前述のように、社会へのショックを和らげるためもありますが、団塊世代の場合、それ以前の世代に比べて、リタイアまでの「執行猶予」を選択する人、つまり企業の再雇用に応じたり再就職をしたりする人が多かったのです。「生きがい」「経済(=収入)」を満たすためには、現実的な選択だったのでしょう。しかし70歳という大きな区切りが近づき、いよいよ本格的にリタイアを迎える人が増えることになります。

団塊の世代を直撃する年金カット

「賢いリタイアメント生活」について、退職前から綿密に組み立てている人はそれほど多くないかもしれませんが、成り行き任せではあまりにも心細いというものです。

しかも、安倍政権は年金カットを打ち出しており、「年金のもらいすぎ」をその理由の一つに挙げています。しかし実を言えば、人口の最大ボリュームである団塊の世代は、年金の積立金を増やした最大の功労者といえるでしょう。しかしながら「せっかくの年金が削られてしまう」世代になってしまうのです。

「趣味をメインに悠々自適」「これまで培ったスキルを生かして第二の人生」など、ぼんやりであれ、具体的であれ、リタイア生活を楽しむには経済的な裏付けは必須です。

それにも関わらず、その経済的な裏付けが怪しいことになっているわけです。どんな生活を送るにしろ、経済的なプランだけはしっかり組み立てることが必要です。退職金の運用を含め、堅実な設計をしておくことが、「賢いリタイアメント」の条件と言えそうです。

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