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やってみたいロボアド でもちょっと待って!

(写真=Montri Nipitvittaya/Shutterstock.com)

業界を問わず人工知能のトピックスは次から次へと後を絶ちませんが、国内投資の界隈でも2015年末あたりから、人工知能の技術を使った「ロボットアドバイザー(ロボアド)」が登場し、広く認知されるようになってきました。

「投資のことは素人だけど、ロボアドは自分の志向性やリスク許容度をチェックするだけで、自分にぴったりな投資スタイルで運用してくれる」と思っているのであれば、注意しましょう。すべてのロボアドがあなたにピッタリの方法で資産運用をしてくれるとは限らないのです。

実はロボアドには、投資する人の志向性やリスク許容度をもとに投資の助言を主に行う「アドバイス型」と、助言に留まらず投資もお任せできる「投資一任型」があるのです。ロボアドを始めるにあたり、まずはこの2つの特徴を抑えましょう。

あなたのタイプに合わせて投資を提案する「アドバイス型」

実際にロボアドで診断を受けるとどのようになるかを確認してみましょう。

年齢、年収、金融資産、毎月の積立額、資産運用の目的、リスクへの対応について、選択式の簡単なアンケートに答えると、自分のリスク許容度やおすすめのポートフォリオなどが表示されます。この情報をもとにして自分で最終的に判断して投資金額や投資商品の配分率など決めるタイプが「アドバイス型」です。

サービスによっては、助言に加えて運用状況のレポートをメール配信してくれるものもあります。一定の条件を設定しておくことで、当初の運用目的から大きく外れたときにアラートを出して投資家へ検討を促してくれます。

分析から投資まで、まるっとお任せな「投資一任型」

一方、アンケートによる診断と診断結果をもとにした提案だけでなく、実際に投資までお任せできるのが「投資一任型」のロボアドです。運用したい資金を入金しておけば、ロボットが自動で売買してくれます。

ところで、金融機関の店頭やホームページで「ファンドラップ」や「ラップ口座」という言葉をご覧になったことがある人もいるのではないでしょうか。文字通り、ファンド(投資信託や受託資金)をラップ(包括)するサービスで、「投資一任型」のひとつです。ファンドラップは、専用のラップ口座を作り、ファンドマネージャーという運用のプロに運用を一任してお任せする分、人件費を含んだコストが割高で、最低投資金額も数百万円で高めに設定されていることが多いのが特徴です。

これらのファンドラップでファンドマネージャーが行っていた仕事をロボット(人工知能)に置き換えたのが、ロボアドの「投資一任型」で、人的なコストが削減される上に最低投資金額も安く設定されています。売買だけでなく、運用状況をモニタリングして設定された条件に合わなくなれば軌道修正してくれる自動リバランスの機能が備わっています。

「アドバイス型」と「投資一任型」、どちらを選ぶ?

ロボアドの「アドバイス型」と「投資一任型」について特徴を学んできました。それぞれの手数料はロボットに任せる部分が多い分、「アドバイス型」に比べて「投資一任型」のほうが割高になります。しかし、「ファンドラップ」に比べれば低コストなので、ロボアドをやってみたいという人は人工知能の実力を発揮する「投資一任型」にトライしてみるのも良いでしょう。運用は自分で判断したいものの、アドバイスが欲しいという人は「アドバイス型」で勉強するのが良いかもしれません。

今までのことを参考に、「アドバイス型」と「投資一任型」がそれぞれどんな人に向いているか、想定してみました。

「アドバイス型」
・すでに投資の経験がある人
・これから独学で投資を学びたい人

「投資一任型」
・投資の目利きに自信がない初心者の人
・銘柄をじっくり吟味している時間があまりない人

ロボアドを参考に自分の今後の投資プランを検討してみては

「アドバイス型」と「投資一任型」のどちらのほうが自分にとってよいのかわからないという人は、それぞれのロボアドでアンケートを実施してみて、実際のプランを聞いて見るのがよいでしょう。そのうえで、投資一任型のほうがよさそうだと思うなら投資一任型を選び、自分で運用を考えられると思うならアドバイス型にしてもよいかもしれません。

ロボアドの意見を参考に、今後の投資プランを検討し、資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。

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