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女性限定セミナーをレポート! エキスパートが資産運用の秘訣を伝授

(写真=IFAonline編集部)

「少額からスタートできる」「資産運用のプロに任せられる」などの特徴から、初心者にもはじめやすい金融商品「投資信託」。そうはいうもののその商品への理解に乏しいままでは一歩踏み出すにも躊躇してしまうもの。興味はあるけど毎日忙しくてなかなか学ぶ機会がない……。

そんな女性にぴったりの「資産運用スペシャルセミナー〜IFAが提案する、女性の為の資産運用法〜」が2018年5月31日に帝国ホテルで開催されました。70名近くの参加者が集まり大盛況でした。今回はそんなセミナーの内容をレポートいたします。

女性のほうがリスク分散投資に向いているワケ

株式会社Fan代表取締役 尾口 紘一氏(写真=IFAonline編集部)

セミナーを主催するのは「投資信託相談プラザ」を運営する株式会社Fanです。Fanは特定の金融機関に属さない金融商品仲介業者ひとつで、中立的な立場から資産運用のアドバイスを行っています。「投資信託相談プラザ」は現在、東京・神戸・富山の3ヵ所にあり、投資信託について気軽に相談することができます。

冒頭、Fanが業務提携を結ぶ株式会社SBI証券IFAビジネス部長の金井昌樹氏が挨拶。女性向けセミナー開催の背景について、次のようなメッセージが送られました。

株式会社SBI証券IFAビジネス部長の金井昌樹氏(写真=IFAonline編集部)

金井氏:最近の口座開設状況を見ると、現在は女性のお客さまが4割を超えており、若い頃から貯蓄をはじめようと考える人が増えていることがわかります。我々金融業界もその動向に注目をしており、今回のような女性向けのセミナーも積極的に行いたいと考えています。

また、今回のセミナーで講師を務めるFan東京支店長の安部瑞季氏は、女性の投資行動について下記のように話しました。

安部氏:アメリカの資産運用大手の調査によると、男性と比較して女性はリスク分散投資ができる傾向にあり、市場の動きに大きく左右されない特徴があります。これは、私も証券会社勤務時代から感じていたことですが、女性のほうがコツコツ投資を行う人が多い印象があります。そういった理由からも投資信託は女性に向いていると思っています。

女性の2人に1人は90歳以上生きる時代! お金にも長生きしてもらう必要性が

株式会社Fan東京支店長安部瑞季氏(写真=IFAonline編集部)

それではセミナー本編についてハイライトでご紹介しましょう。最初に、安部氏から語られたのは「資産運用の目的意識」について。そもそも何のために資産運用をしている人が多いのでしょうか。安部氏は金融広報中央委員会が取りまとめた20代から70代のデータをもとに次のように考察しました。

安部氏:金融資産の保有目的として、突出して多いのは『病気や不時の災害への備え』『老後の生活資金』の2つです。とりわけ、『老後の生活資金』については日本人の平均余命が伸びてきていることが背景にあると思います。ちなみに、女性は2人に1人が90歳超まで生きる時代との調査も。長寿化にともない、「お金にも長生きしてもらいたい」と考えることは自然なことです。

できることなら、ゆとりある生活を送りたいところですが、将来の見通しは甘くはなさそう……もとい、かなりの厳しさが予想される模様です。

安部氏:「一般社団法人生命保険文化センターの調査」によれば、老後の生活を送るためには日常の生活費が最低22万円はかかると言われています。ゆとりある生活を送るためには13万4,000円を加算した毎月35万4,000円が必要だという試算です。退職後の平均的な収入が20万7,000円ですから、14万7,000円が不足することになります。年間で考えると約176万円、20年では約3,500万円足りない計算です。年金の減額も予想されるなか、不足金額を預貯金から切り崩した場合、はたして何年で使い切るのかを考える必要があるのです。

金融大国アメリカでは投資信託に注目が!資産運用の必要性って

(写真=IFAonline編集部)

こうした事態への打ち手として有効視されているのがお金の運用です。

安部氏:1990年頃は定期預金に預け入れをするでも金利が6.3%ついていたことから、約11年で預金が2倍になっていたそう。しかし、現在は金利が0.03%とあって2倍にするためには、2,400年必要になる計算になるんだそうです。こうした背景からも金融商品に目を向ける必要性が高まっています。ただし、投資へのリテラシー不足によって及び腰になっている人が多いようです。

また、資産運用の必要性のアンケートについて、『必要ない』と答えた人は83%にのぼります。つまり資産運用を必要と感じている人は17%しかいないのです。実際、個別相談では投資や資産運用で損してしまうのではないかというマイナスのイメージの根強さを感じる場面に出会います。

では他国はどうでしょうか。アメリカを例に出すと、家計の金融資産のうちリスク資産への投資が47%にのぼります。つまり預貯金が100万円あれば約50万円を投資している計算ですね。かたや日本では15%程度。ここ20年でアメリカの家計金融資産が3.1倍になっているのに対し、日本は1.47倍とほとんど増えていません。

ちなみに、アメリカでは個人金融資産の流入先として、拡大しているのが投資信託の分野。こうした事象を総括すると、いま金融大国アメリカでは投資信託による資産運用が注目を集めているということになります。

「投資のプロが運用してくれること」これが投資信託の魅力

株式会社Fan東京支店長安部瑞季氏(写真=IFAonline編集部)

では、投資信託の魅力とはどのようなことなのでしょうか。安部氏の説明をかいつまんでまとめると次の通り。

・ 投資信託は証券会社や銀行ではなく、金融のプロフェッショナル「ファンドマネージャー」の集団となる運用会社が運用を担っている。
・ 運用会社が「国内株式」「先進国株式」「国内債券」「国内リート(上場不動産投資信託)」などの投資先を選ぶ。
・ 運用会社の評価にもとづき企業に投資を行い、配当金や値上がり益が分配される。
・ 投資信託は少額資金から投資ができる。
・ 国内だけではなく海外への投資も可能。

ちなみに、投資信託は相場状況以外にファンドマネージャーの腕次第でパフォーマンスが変わります。つまり、投資先の選定も大事ですが、優秀なファンドマネージャーの存在が要になります。

安部氏:ファンドマネージャーはスポーツでいう監督の位置づけです。ちなみに、Fanではファンドマネージャーに直接会って話を聞いてから商品を取り扱うかどうかを判断することも多いです。こういったヒアリングは地道な作業ではありますが、大事なことだと思っています。もしも気になる運用会社があればぜひご相談ください。

キーワードは分散!上手な資産運用方法って?

気になる投資信託の有効な活用方法は「資産分散」と「時間分散」だそうです。安部氏は次のように語ります。

安部氏:まず『資産分散』についてお話しましょう。まとまった金額を投資すれば、その分損失リスクも大きくなるので、投資先は分散するのがよいでしょう。積み立て投資は『時間分散』が望ましいです。例えば毎月値段が変わるタマゴにたとえると、一度にまとめて買うのではなく、月を変えて買うことによって1個当たりの価格が平準化されます。こうすることによって高値(高い価格)で買ってしまうリスクを抑えることができます。

まとまった金額で投資信託に投資をする場合、販売手数料を一度にまとめて得られるという理由もあり、投資信託は金融機関にとってよい商品だと位置づけられます。そのため、金融機関から積極的に投資信託を勧められるケースもあるかもしれません。しかし、実はまとまった金額で投資をするよりも、毎月一定金額を長期間に渡って積み立てるほうが有利になることも多いのです。

ドルコスト平均法でシミュレーションするとどうなるの?

(写真=IFAonline編集部)

セミナーでは実際に同一商品を毎月定額で買うと、どのようになるのか具体的な説明が行われました。

安部氏:投資信託の基準価額が高い時に購入するとその分買付口数は少なくなりますが、基準価額が安い時に購入すればその分買付口数が多くなります。これを続けることによってコストが平準化されます。このことを『ドルコスト平均法』と呼びます。ドルコスト平均法を活用するとどのようになるのかを確認してみます。

例えば、毎月1万円、1年間12万円、10年120万円の投資した場合を考えてみます。10年後に資産はどのように変化するのかをシミュレーションしてみましょう。

(1)価額が下落してから「半分」に戻る
基準価額1万円でスタート→7年で2,000円まで下がり、10年後には5,000円に戻る
=10年後は139万円

(2)価額が下落してから「元の価額」に戻る
基準価額1万円でスタート→5年で2,000円まで下がり、10年後には1万円に戻る
=10年後は241万円

(3)価額は右肩あがり
基準価額1万円でスタート→10年かけて2万円まで上がる
=10年後は165万円

同じ投資額にも関わらず、10年後の評価金額は大きく異なります。このように差が開く理由を説明しましょう。基準価額が右肩上がりの場合は購入できる口数がだんだんと少なくなります。かたや、基準価額が下がると、その分口数を多く買うことができるので、基準価額が上がりはじめると大きな効果が得られます。つまり長期の積み立て投資は、後半に効果が大きく出ることになります。いかに口数を多く買えるかがポイントです。

投資信託のイロハを学べた充実の2時間でした!

セミナーの最後には、運用益の非課税メリットが大きい個人型確定拠出年金「iDeco(イデコ)」や「つみたてNISA」など、投資初心者が投資を始めやすい制度も増えているので活用してみるのもよいとのアドバイスも。

レポートで紹介した内容以外にも、人気投資信託ランキングや、日本の投資信託の問題点など、これまで投資信託に馴染みがなかった人にも分かりやすい話が展開されました。参加者もメモを取る姿や、テンポの良い講師の話に聞き入る姿などが見られ、真剣な様子が印象的でした。終了後には、講師のもとへ駆けつけて質問する参加者も!

あっという間の2時間、投資信託への理解が深まる、まさにスペシャルな時間でした。「投資信託 相談プラザ」では、ライフスタイルに応じた個別相談や運用方法の提案などもお任せでき、今回のようなセミナーも随時開催されているので、気になる人はぜひFanのHPをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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