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忙しいビジネスマンにこそすすめたい「つみたてNISA」

(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

「つみたてNISA」が2018年1月から始まります。名前の通り、従来のNISAと比べ「積立てによる資産形成」を税制面から促進する制度となっています。資産運用を積立てで行なうことは、本業が忙しく、株や投資信託の取引に時間を割けないビジネスマンにこそおすすめしたい制度です。

そもそもリスクが高い商品は除外されている

つみたてNISAで購入できる投資信託は、低リスクとされる投資信託に限定されています。

例えば、日本株の代表的な指標であるTOPIXや日経平均株価に連動する運用を目指す「インデックス・ファンド」では、信託設定期間が20年以上、毎月分配型でない、デリバティブでレバレッジをかけない、信託報酬(毎年の運用管理費用)が一定割合以下、販売手数料が無料(ノーロード)という条件があります。

市場平均を上回る運用を目指す「アクティブ・ファンド」になると、上記条件のほか、さらに5年以上存続、存続年数の2/3以上で資金の流入の方が多い、純資産50億円以上、という3つの条件が加わります(今後この条件は変更になる可能性はあります)。

要するに、これまである程度の実績がある投資信託の中で、手数料が安く、リスクの小さいものが対象になっています。このような厳しい条件のため、対象となる商品は、現在5,400本程度ある公募株式投信のうちのわずか120本程度、全体の約2%の水準にとどまる見込みです(2017年8月30日時点)。

毎月定額を積み立てるメリット

つみたてNISAの運用方法は、コツコツお金を貯める積立方式に限定されています。毎月1万円など、商品を一定額で購入していく手法は「ドルコスト平均法(=定額購入法)」として知られています。この手法のメリットは、主に3つあります。

まず1つ目が、購入時の基準価額によって買付口数が自動調整されることです。例えば毎月1万円ずつ投資信託を買う場合、その投資信託が1,000円の場合は10口買えます。値上がりして2,000円になった場合、1万円で買えるのは5口、逆に500円になった場合、20口購入することができます。つまり、投資信託が高い時は少なく買い、安い時は大量に買う、という作業を自動的に行うのです。

2つ目は、高値で一気に買ってしまうリスクを減らせることです。例えば100万円の資金がある人が、投資信託の基準価額が高くなっている時に全額を投資してしまうと、その後値段が暴落した場合、長年にわたって、いつ売っても大きく損をしてしまう、ということが起こります。しかし、長期にわたって毎月2万?3万円と分散して投資していれば、その損失を減らすことができます。

3つ目のメリットとして、常に相場をチェックしなくてもいいことが挙げられます。積立手続きさえしてしまえば、毎月機械的に購入してくれます。そのため、毎日投資タイミングを計る必要もありませんし、値動きに一喜一憂しなくても済みます。

本業のあるビジネスマンにおすすめの制度

株式投資や投資信託の経験がある人なら、値段が下がった時はこれ以上下がらないか不安になり、上がった時でもいつ売ればいいのかで気を揉んだ経験があるでしょう。

つみたてNISAは、投資タイミングを計ることなく機械的に買付けを行うので、毎日株価や運用成績をチェックする必要はありません。たまにチェックして、運用成績がいい時はそれで安心できるし、メリットを知っていれば、悪い時でも「今は安くなっているので、商品を多く買っているな」と考えることができます。

もちろん、ドルコスト平均法も万能ではありません。これから日本経済が右肩上がりに発展していけば、今、一気に買って何年か後に全部売った方が利益は大きくなります。しかし、相場というものは上下するものであり、特につみたてNISAの非課税となる期間は20年と長期に渡るので、その間にはドルコスト平均法のメリットが生きてくるでしょう。

じっくりとコツコツ投資するつみたてNISAは、資産運用をしたいけれど、手間をかける時間がない、運用でストレスを感じて本業に支障をきたしたくない人にはおすすめの制度です。ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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