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最近人気のウイスキー 富裕層が好む理由って?

(写真=PopTika/Shutterstock.com)

ビジネスパーソンなら、話の種のひとつとしてワインを知っていて損はないという話がありますが、近年ではそこにウイスキーも加わっているようです。飲んでよし、コレクションしてよし、投資してよしのワインとウイスキー。楽しみ方は同じようですが、なぜ今ウイスキーが富裕層に人気なのでしょうか。ウイスキーが投資家の熱視線を集める理由について考えていきましょう。

日本でもブームになったウイスキー

日本では2014年に放映されたNHKの連続テレビ小説「マッサン」のヒットを皮切りに空前のウイスキーブームを迎えました。それまでウイスキーといえばアメリカのバーボン、カナダのカナディアン、スコットランドのスコッチウイスキーなどが有名でしたが、日本産ウイスキーの品質向上も後押しし、ジャパニーズウイスキーは国際的にも注目されるようになったのです。

「エイジ」と呼ばれる年数表記のあるウイスキーは原酒が完成するまでに長い年月を要するため、もともと高価なものでした。そのような中で起こった日本の国産ウイスキーブームによって、国産ウイスキーは原酒不足に陥っています。2018年5月には、サントリーの「白州12年」と「響17年」の販売停止が発表されるほど、国産ウイスキーは人気となっています。

世界の富裕層も日本のウイスキーに注目!

海外の投資家やウイスキー愛好家に好まれている国産ウイスキーもあります。特に注目したいのは「山崎」「軽井沢」の2銘柄です。

2011年に1本100万円、150本限定で販売された「山崎50年」は、2018年1月に行われた香港のオークションで3,250万円の価格がつきました。ウイスキーコレクターが熱望する「軽井沢」に至っては、2000年に製造が終了していることもあり、今後価格が下がることは考えにくいでしょう。過去には、ウイスキー専門のオンラインオークションサイトで「軽井沢1960シングルカスク」が高額で落札されています。

原酒はすぐには造られず、人気が出れば品薄になります。需要と供給の関係から、国内外問わず、世界的に人気の銘柄は投資対象として注目が集まるようになりました。

富裕層がウイスキーに投資を検討するワケ

さる2014年には香港でファンドが組成され、ETF(上場投資信託)も登場するなどウイスキーを取り巻く環境はさまざまな変化をみせています。それだけ注目を集めるウイスキーがなぜ富裕層から好まれているのか、理由を考えてみましょう。

まずは、もし投資でうまく成果を上げられなかったとしても自分で飲んだり、周囲の親しい人にプレゼントしたりできる点があげられます。ウイスキーは醸成期間が最低で3年以上かかると言われており、長い目で投資をする必要があります。金やプラチナは輝きをずっと保ち続けることが大切ですが、ウイスキーは醸成し続けることによって香りや味が深まっていきます。

将来的にどうなるか、短期的には読みづらいかもしれませんが、醸成し続けることでその価値が高まるという期待が持てるのです。万一期待したリターンどおりにならなくても自分で嗜むことができるのはウイスキー好きにはたまらないでしょう。

次に富裕層は自分の資産を守ることを意識している点も関係しています。富裕層が次世代に資産を継承するときには莫大な相続税の支払い義務が発生するおそれがあります。もし資産が特定の金融資産に偏っていると、大きく資産価値が下落し、次世代の人が相続税を支払えないという可能性もゼロではありません。そういった事態に備えて、富裕層は嗜好品も含めてアセットアロケーションを考えているのです。

富裕層が絵画、宝石、クラシックカー、高級時計などをコレクションしているのは資産分散先のひとつとしてこれらオルタナティブ資産を大事にしているからです。とりわけウイスキーは先のリーマン・ショックでも価格が下落しづらかった投資対象でした。そのため、世界の富裕層から支持を集めているといえるでしょう。

嗜好品としても、投資対象としてもウイスキーには価値がある

日本でウイスキーを売る場合、免許が必要になる場合もあるので、手軽に始めることは難しいかもしれません。しかし、失敗しても自分たちで嗜める、資産分散先のひとつとして妙味がある、いわば趣味と実益を兼ね備えた投資先として、ウイスキーは今後も注目を集め続けることでしょう。ウイスキーを普段から愛飲している人も、ウイスキーに実はこういった魅力があるとわかれば、味わいが変わるかもしれません。

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