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富裕層が音楽教育を通して子どもに身に着けさせる能力とは

富裕層の趣味といえば、ゴルフ、テニスといったアウトドアスポーツから、高級車、宝石などの収集まで多岐にわたります。さまざまな趣味がありますが、その中でもクラシック音楽を聴いたり、声楽、楽器を習ったり、オペラやミュージカルを鑑賞するといったことは、多くの富裕層が代々受け継ぐ世代を超えた趣味といえるでしょう。

なぜ富裕層は音楽を好むのでしょうか?この点について、子どもの教育という観点から解説していきましょう。実は富裕層は子どもに単純に音楽を学ばせているわけではないのです。

富裕層は子どもに投資する

富裕層にとって、子どもの教育は大きな投資ともいえるでしょう。それは、子どもを健やかに育てるというだけではなく、将来的に自分の財産や事業等を承継するという側面からも重要です。さまざまな選択肢を持つほうが生き方の幅が広がります。子どもが将来自由に物事を決め、自らの人生を歩んでいけるようにどのような教育をするかで将来の道は決まってくるとも言えます。

富裕層に共通していえることは、自分の子どもを小さい頃からいわゆる一流と呼ばれるモノ・サービスに触れさせようとします。なぜなら、そうやって幼少時から教養を身につけさせることが重要だからです。その道のプロである有名な先生に師事し、高価な楽器を一流の音色で操ったり、自分で作詞作曲をして音楽を生み出すかもしれません。そういった一流の環境に小さい頃から身をおくことによって、知らず識らずのうちに帝王学が身につけられるのです。

子どもに投資をし、ビジネスの世界で一流の人物になるよう育てあげることこそが、富裕層の彼らの家族自身や、彼らの会社に抱える従業員とその家族の繁栄につながるといえます。

子どもは音楽を通じてコミュニティ形成をする

それでは、なぜ富裕層は音楽を重視するのでしょうか。それは、同じ教養を身に付けたグループへの仲間入りを果たすためという目的があります。富裕層同士のつながりともいえ、音楽という趣味でコミュニティを形成することによって、その後長く親交を深めることにもなります。そうしたつながりが、後々のビジネスや交友関係に大きなチャンスをもたらす可能性があるのです。

この他にも、高価な楽器を手にしたり、音楽鑑賞をすることによって、その音色に価値を見出す力にもなります。本当に価値のあるものを知ることで、何が重要なのか、何が価値のあるものなのかがわかるようになります。偽物と本物を聞き分ける力も身につけられるでしょう。

子どもは音楽から歴史や経済を学び、記憶力をアップする

それだけではありません。音楽は1曲1曲に作詞家や作曲家の魂が込められています。楽器を奏でたり、歌を歌うときはその時代背景や作詞家・作曲家の心情等も汲み取って奏でるのです。音楽を通じてその当時の政治経済・歴史・カルチャーなども学べる良いチャンスですし、価値だともいえるでしょう。

また、音楽が脳に良い影響を与えることも知られており、自然に音楽を受け入れている富裕層がいるとも考えられます。音楽教育を行えば、記憶力アップやリズム感アップにつながるのです。その結果、音楽が一つの要因として良い学校に入学し、良き友を持ち、その後の人生において飛躍を遂げる支えとなっているといえます。こうした良いサイクルを自然に導き出しているのかもしれません。

富裕層の子どもは楽器を資産として考え、運用するものと捉える

もう一点、富裕層は楽器を通じて資産運用を彼らの子どもに教えているともいえます。名品と呼ばれる楽器は、買った値段以上の価値が付くことは富裕層ではなくても理解していることでしょう。特に今後生産できないもので、富裕層の誰もが欲しがる名器であれば、その価値は高騰していくに違いありません。

楽器は調律なども鑑みると多額の費用がかかります。そのうえ名品となれば細心の注意を払い、保管しなければなりません。しかし、そういったことを加味しても富裕層は価値ある楽器等にお金を払っているのです。そうやって物事の価値を子どもに教えるのが富裕層のやり方のひとつです。

■富裕層は音楽を通じて価値を生み出し、子どもの可能性を無限に広げる

このように、富裕層は音楽を通して歴史、経済、カルチャーといった教養や共感力や感受性だけではなく、記憶力アップ、コミュニティ形成、楽器の資産運用等を、自らの子どもに教えているのです。これが次世代の富裕層・経営者層の育成であり、世界中のどこにいてもビジネスやプライベートのコミュニティでうまくやっていくための能力ともいえます。音楽を通じて富裕層が子どもに与える能力とは趣味の枠にとどまらず、世界で活躍できる能力だといえるのかもしれません。