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ある程度は知っておきたい世界景気のバロメーター 世界の株価指標と代表構成銘柄

(写真=sdecoret/Shutterstock.com)

日本の日経平均株価(日経225)とTOPIX(東証株価指数)、アメリカのダウ平均とナスダック指数やS&P500。これらの株価指数は、新聞の経済欄やテレビニュースなどでもしばしば登場し、株式投資の経験のない人でも一度は聞いたことがあるはずです。しかし、株式市場の指数はこれだけではありません。

中国の上海総合指数や香港ハンセン指数、ドイツのDAX®、フランスのCAC40、イギリスのFTSE100など、取引所があれば、必ず指数があります。しかし、代表的な指数の名前は聞いたことはあっても、その構成銘柄までは意外と知らないのではないでしょうか。そこで今回は、日本やアメリカだけなく、中国とヨーロッパの代表指数とその構成銘柄について調べてみました。

日本とアメリカの代表的な指数

株価指数とは、株価の変動を総合的に判断するために、取引所全体や複数の株価の動きを一定の計算方法によって指数化したものです。ある時点での株価を基準にして、そこからの増減で株価指数は表されています。株価指数の動向を時系列で見ると、取引所の株価の動きを長期的に評価することができます。日本の代表的な株価指数は日経225やTOPIXです。アメリカならば、ダウ平均とS&P500でしょう。株価指数は投資信託のベンチマークとなったり、先物取引やオプション取引に用いられたりしています。
日経225は、東京証券取引所に上場している約2,000の銘柄のうち225銘柄を対象にした指数です。日本経済の状況を示すバロメーターとしてもしばしば利用されています。一方のTOPIXは、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄が対象で、1968年1月4日の時価総額を100として指数化されています。ダウ平均は「工業株30種平均」「輸送株20種平均」「公共株15種平均」とこれらを合わせた「総合65種平均」があります。S&P500はニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している代表的な500銘柄を元に算出されています。S&P500は機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用される指数としても知られています。
このような重要な指数に採用された銘柄は、その指数に連動するインデックスファンドの投資対象に組み入れられます。この銘柄入れ替えに注目する投資家も少なくありません。

上海総合指数と香港ハンセン指数

上海総合指数は、中華人民共和国の上海証券取引所が算出している人民元建てA株(上海A株:中国本土の投資家のみ取引可能)と外貨建てB株(上海B株:海外投資家と中国本土投資家の両方が取引可能)の両方に連動する株価指数です。1990年12月19日の時価総額を100とし、時価総額加重平均方式で算出されています。構成銘柄は資源関連でペトロチャイナ、食品で青島ビール、製造業で三洋電機の白物家電部門買収で一躍有名になったハイアール・グループ、通信で中国移動通信(チャイナモバイル)などとなっています。

一方の香港ハンセン指数は、香港証券取引所の株価指数で、同取引所に上場する銘柄のうち、流動性の高い上位銘柄が選ばれていて、1964年7月31日を基準に算出されています。中国で登記された企業が香港で発行する株式を発行している銘柄のペトロチャイナや中国建設銀行のようなH株と、チャイナモバイルのようなレッドチップと呼ばれる香港で登記している優良企業で構成されています。

昨今の米中貿易摩擦激化への懸念から、ボラティリティ(価格変動の度合い)の高い相場が続いています。日本の証券会社を通じて購入することが可能な銘柄もありますので、問い合わせてみてください。日本とは時差があるので、取引時間には注意が必要です。

ドイツDAX®指数とフランスCAC40

DAX®(ダックス)指数は、「ドイツ株価指数」とも呼ばれ、フランクフルト証券取引所の上場銘柄の内、ドイツ企業の優良30銘柄を対象としています。1987年12月31日の価格を基準に算出されています。ヨーロッパの経済大国であるドイツの株価指数として世界から注目を集めてきました。

構成銘柄はスポーツブランドとして日本でも有名なアディダス、航空会社のルフトハンザ、自動車メーカーのダイムラーやフォルクス・ワーゲン、ビジネスソフトウェア大手のSAPや、創業1847年で情報通信から防衛分野まで幅広く製造を手がける老舗のシーメンスなどです。

CAC(カック)40指数は、ユーロネクスト・パリ(旧・パリ証券取引所)に上場する時価総額が大きく、流動性の高い代表的な業種に属する40銘柄で構成されています。1987年12月31日の価格を基準に算出されています。構成銘柄には、食品のダノン、化粧品のロレアル、保険会社のアクサ、自動車メーカーのルノーやプジョー、タイヤメーカーのミシュランなど、私たちに馴染みの深いものも少なくありません。

イギリスFTSE100

ロンドン証券取引所に上場する時価総額が大きい100社の銘柄で構成された株価指数です。ロンドン証券取引所の子会社として位置づけられているFTSEが公表します。1983年12月31日を基準にしています。イギリス国外での売上高の高い企業が多く、グルーバル企業の指数という側面を持っています。構成銘柄には洗剤やヘアケアなど知られる家庭用消費財メーカーのユニリーバ、携帯電話のボーダフォン、薬品メーカーのグラクソ・スミスクラインやアストラゼネカ、生命保険のプルデンシャル、石油会社のロイヤル・ダッチ・シェル、金融機関のHSBC銀行、バークレイズなど歴史のある有名企業が多い。金融機関が多いのも特徴でしょう。

CFDという投資方法

海外の株価指数に連動したETFなどを購入すれば、日本国内からでも投資が可能です。東証に上場されており、証券会社を通じて購入できます。例えば、FTSE100をベンチマークにしたETFが販売されています。また、CFDという「差金決済取引」を利用して投資する方法もあります。CFDというのはContract For Differenceの頭文字でできた略字です。実は外国為替証拠品取引(FX)は、通貨に特化したCFDです。株式、債券、株価指数でも可能で、これを株価指数に絞ったものが「くりっく株365」です。くりっく株365は東京金融取引所に上場する株価指数証拠品取引の愛称です。DAX®指数のみならず、日経225やダウ平均、FTSE100などにも投資できます。FX同様にレバレッジを効かせた運用ができる点が特徴です。

さて、今回は世界の株価指数について考えてみました。これはそれぞれの国の主要な証券取引所に上場する大企業の株価状況を示しているわけで、まさにそれぞれの地域の景気動向を示す指標でもあります。株式指数に投資する方法もあります。こうした数字を常に把握しながら、リスクを抑えた資産形成を心がけましょう。

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