注文方法

IFD注文の使い方をわかりやすく解説!初心者でもIFD注文で利益を出しやすい手法とは

「FXの取引時間は何時から何時まで?初心者でも分かる土日祝日の注意点」でもお話ししましたが、FXは土日以外であれば24時間取引をすることができます。でも注文を出してからずっと取引画面から目を離さずに為替レートをチェックするわけにはいきませんよね。

取引画面から目を離しても自動的に取引してくれる「自動売買注文」の一つにIFD注文があります。If Done Orderの略で「もしも取引が成立したら・・・」という意味です。

取引画面から目を離していても自動的に売買注文が出せるIFD注文は初心者でも使い方をマスターすればFXの必勝法の一つとなります。

・IFD注文について
・IFD注文のメリットとデメリット
・IFD注文で損失を最小限に抑える方法

読めば初心者でも自動売買注文を出せるようになれます。

IFD(イフ・ダン)注文とは?

通常の指値注文に利益確保か損切りの注文をセットにして出す注文方法です。

取引が成立したら次の決済注文を自動的にセットしてくれ「買い注文」と「売り注文」をセットで出すことができます。

※図解で説明

例えば現在の米ドルのレートが1ドル100だとすると95円で買いの指値注文を入れ、その注文が約定すれば96円で利益確保の指値注文を入れる注文方法です。

または、1ドル95円で買いの指値注文を入れて、94円で損切りの逆指値売りを入れることもできます。

注文方法

IFD注文の詳しい注文方法を見ていきましょう。取引画面の違いは業者によって違いますが、IFD注文に関しては大きな違いはありません。

取引画面の注文方法に「IFD」とあるのでクリックし
① 取引数量
② 現在のレート
③ 取引条件
を入力します。

米ドルが1ドル100円だった場合
「もし(IF)1ドル99円で買えたら、101円で売り決済をしたい」
買いと売りの注文をセットで出せるのがIFD注文です。

自動売買注文

上で説明しましたが、取引画面に張り付いて常にレートを確認しなくても注文を出せるIFD注文は自動売買注文です。

組み合わせは4種類
・(新規)指値 (決済)指値
・(新規)指値 (決済)逆指値
・(新規)逆指値 (決済)指値
・(新規)逆指値 (決済)逆指値

ほとんど取引画面の前にいなくても効率的に利益を狙う事ができます。

IFDのメリットとデメリット

注文方法を理解すれば初心者でもすぐに使える注文方法の一つがIFD注文です。しっかりメリットとデメリットを理解しておきましょう。

IFD注文のメリット

・利益確定を想定できる
・損失を限定できる

※図解で説明

★利益確定の説明図と損切の説明図

IFD注文のメリットは何といっても利益確定を想定できる点です。
あらかじめ売買の計画をしっかりと立ててから注文を出ることと、買い注文と売り注文をセットで出すことで損失もあらかじめ最小限に抑えることができるのはIFD注文のメリットといえます。

IFD注文のデメリット

・1つの注文に対して1つの決済方法のみ

IFD注文は1つの注文に対して1つの決済方法しかできません。ですので利益確定を予想した注文を出していた場合に急な為替変動で相場が予想とは反対に動いた場合には損切りの注文は手動で行う必要があります。

IFDのリスクとは?

買いと売りの2つの注文をセットで出すことで利益確定と損切りの注文を1回で済ませられる自動売買注文であるIFD注文ですが、リスクはあるのでしょうか?

急激な為替変動に対応できない

IFD注文は利益確定の注文か損切りの注文のどちらか1つしかできないので、取引画面を長時間確認できない場合には、利益確定の注文を出していた場合には急激な為替変動など予想とは大きくハズレた動きに対応することが出来ません。

ですので、取引画面から長時間離れる時には損切り注文を出しておくことをおすすめします。

IFD注文の必勝法はある?

IFD注文のメリットとデメリットを理解したので、実際に注文を出してみたいです!初心者でも利益を出せるIFDの必勝法はあるのでしょうか?

決済注文の執行まで小まめにチェック

IFD注文は利益確定の注文か損切り注文のどちらか1つしか出すことができません。利益確定注文を出して、相場が予想通りに動いた場合には初心者でも利益をだすことができます。

取引画面から離れても注文を出すことができるのは仕事中など常にレートをチェックすることが出来ない初心者でも安心して使える注文方法です。

しかし、相場が予想通りに動くとは限りません。初心者の場合には予想とは真逆に動くことの方が多いかもしれません。

利益を出すことも大切ですが初心者はまず損益を出さない、損益を最小限に抑えることを優先しましょう。利益確定の注文を出す場合には決済注文の執行まで取引画面を小まめにチェックし、相場が予想とは反対の動きをしたら手動で損切り注文を出すことがIFD注文の必勝法と言えます。

※図解で説明
初心者は利益よりも損益を最小限に抑えることを優先するのが大切

発注の組み合わせをマスターする

IFD注文の発注の組み合わせを知っていることも大切です。

■利益確定パターン■
米ドルが1ドル100円の時
上昇トレンドに入ったので、このトレンドに乗って利益を狙っていきます!
1ドル101円になったら買う(逆指値注文)
1ドル103円になったら売る(指値注文)
というIFD注文を発注します。

予想通り103円になったら2円の利益が確定します。

利益を狙ってチャンスを確実にしたい時には
(新規)逆指値注文 (決済)指値注文
この注文を出しておくことで一定の利益を確保することができます。

■損切りパターン■
例えば上昇トレンドと予想して買いの逆指値注文を出していた場合、予想とは反対に動いた場合を想定してあらかじめ損切り注文を出しておくことも大切です。

米ドルが1ドル100円の時
1ドル101円になったら買う(逆指値注文)
1ドル99円になったら売る(逆指値注文)
というIFD注文を発注します。

相場が1ドル101円になったら買い注文が成立し、同時に1ドル99円の売り注文も自動的に有効になります。もし相場が予想とは反対に動いた場合にも99円になった時点でストップ注文が成立するので損失は2円に抑えることができます。

損失を最小限に抑えたい時には
(新規)逆指値 (決済)逆指値

この注文をあらかじめ出すことで損失も最小限に抑えることができます。

初心者でも自動売買注文を使いやすい業者比較

FXを始めてみたいから注文方法を調べてみました!色々な注文方法がわかったけど、できるだけ見やすくて使いやすい取引画面が良いですね!

初心者でも自動売買注文を出しやすい使いやすい業者を比較しました!

まとめ:IFD注文は注文パターンをマスターすれば初心者でも損失を最小限に抑えることができる!

初心者の方は「FXで利益を得たい!」「空いた時間で稼ぎたい!」そんな思いからFXを始める方が多いでしょう。しかし、ただ注文方法をマスターすればFXで利益を出せるわけではありません。予想通りに相場が動くとは限りませんしプロのトレーダーの方も必ず毎回利益を出せているわけではありません。

利益を大きく狙いに行くよりも、損失を最小限に抑えることで初心者でもFXで利益を出すことが出来ます。そのためにはIFD注文の注文パターンをマスターすることは大切なことです。

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