注文方法

OCO注文で初心者でも勝てる方法とメリット・デメリット

FXを始めてみたいけど、注文方法が沢山あり過ぎてよくわからない・・・初心者の方はまず注文方法でつまずくことが予想されます。

指値注文や成行注文は文字のイメージからなんとなく理解できるのですがOCO注文ってどういうこと?と少し不安になりますよね。

しかしOCO注文はしっかり理解すれば初心者でも損益を最小限に抑え利益を出すことが出来る注文方法です!

・OCO注文とは?
・OCO注文のメリットとデメリットについて
・OCO注文で勝てる方法は?

読み終わるころにはOCO注文について理解できているはずです!

OCO注文(オーシーオー)とは?

OCO注文は2つの注文を出して、一方の注文が成立すると、もう一方の注文が取り消される自動売買注文の一つです。

例えば米ドルを1ドル100円で買いポジションを持っているとします。相場が100円付近を行ったり来たりという動きの時
105円になったら利益確定し、95円になったら損切りをしたいという場合、
105円の指値注文
95円の逆指値注文
どちらも発注します。どちらかが約定したらもう一方はキャンセルされます。

この様に片方の注文が約定したら、もう一方の注文は取り消すという注文方法です。

※図解で説明

注文方法

今日買った1ドル100円の米ドルが目標のレートまで値上がりしたら利益を確定するために売りたい。でももし予想とは反対の値動きをしたら損をするから売りたい。

この様な利益が出る場合と損失が出る場合の両方の場合を想定して注文をだすことが出来るのがOCO注文です。

自動売買注文

FXでは利益を出したい!損をしたくない!という気持ちが大きいと、含み損を抱えた時に「戻るかもしれない」「もう少し損失が小さくなってから決済しよう」という思いが強くなり

利益を出た時も「もっと上がるかもしれない」「もっと利益が出てから決済しよう」という欲が生まれます。欲に負けてしまうのは人間だから仕方のない事です。しかしOCO注文を利用することで、取引を始める前に、あらかじめ利益と損失を予想できます。

例えば米ドルが1ドル105円から1か月かけて109円に上がってきました。
上昇トレンドに入ったと判断したので、このまま110円以上になりそうだなと予想します。1ドル115円まで上がると判断し1ドル109円で買いました。

しかし、「1ドル115円の円安になる」という予想に反して、ドル高傾向になり円安になりません。なんと1ドル107円までドル高が進み含み損を抱えてしまいました。

ここまで来たら売れない・・・含み損を抱えるとなかなか損切りすることができません。含み損が膨らみ続け、円高が進み続けるとレバレッジ10倍だったら損も10倍になってしまいます。

しかし、予想通りに1ドル115円まで円安が進めば利益になります。この取引の流れをあらかじめ「予約」することが出来るのがOCO注文です。

※図解で説明

OCO注文のメリットとデメリット

利益が出る場合と損益が出る場合をあらかじめ予想し注文を出すことができるので、知らない間に損をしていた!ということが起こらないOCO注文には初心者でも利益をだすことができる自動売買注文と言えます!

ここではしっかりとメリットとデメリットを理解していおきましょう!

OCO注文のメリット

・利益確定を想定できる
・損失を限定できる

これはIFD注文のメリットと似ていますが、IFD注文では利益確定の注文と損切りの注文のどちらか一方しか注文を出すことが出来ません。

OCO注文は利益確定の注文と損切り注文のどちらの注文も出すことができて、一方が成立するともう片方が自動的にキャンセルになるので、より初心者向きと言えるでしょう。

OCO注文のデメリット

・発注作業が増える

利益確定の注文と損切りの注文を同時に出せるのはOCO注文の便利なところですが、新規発注を出し、実際にポジションを持ったら改めてOCO注文を出す必要があるのです。

短時間で何度もOCO注文を出す場合には、発注作業が何度も必要になるのでその分手数料も発生しますし、誤発注の原因になる可能性も考えられます。

OCO注文のリスクとは?

OCO注文は利益確定の注文と損切りの注文を同時に出せるのは初心者でも使いやすい自動売買注文と言えます。しかし初心者だからこそしっかりリスクも理解しておきたいですね

注文価格に達しないと実行されない

相場が上昇トレンドに入った!これならもっと上がりそう!と買おうと思っている通貨がもっと上がることを予想しましたが、予想とは逆に下降トレンドに・・・

この様に予想したシナリオ通りにレートが注文価格に達しない場合にはOCO注文自体が実行されません。

予想が間違うと含み損を抱え損切りするだけの注文に

ポジションを保有した後にトレンド予想が間違っていると損切りだけの注文が決済されるので含み損をかかえるリスクがあります。

相場の予想は簡単ではありません。特に初心者が初めからトレンド予想が予想通りにできることは少ないでしょう。

しかし損失を最小限に抑えることに重点を置き、慣れてきたら利益を狙えるようになるためにも、大きな含み損をかかえるというリスクを避けるためにも損切りは忘れずに行う必要があります。

OCO注文で勝てる方法は?

初心者でも利益を出すことができる方法はあるのでしょうか?

指値・逆指値を間違えない

・指値には有利な値段を入れて利益確定
・逆指値は不利な値段を入れて損切り

OCO注文は決済注文で指値と逆指値を同時に使うことが多いですが、この時に指値と逆指値を間違えてしまうケースもあります。

■新規の注文方法■
米ドルが1ドル100円の上昇トレンドに入ったので、このまま円安が続くと思い
レートが上がったら1ドル101円で買う(指値注文)
逆にレートが下がったら1ドル99円で売る(指値注文)

2つの指値注文を同時に発注する

■決済の注文方法■
米ドルが1ドル101円で買う注文を出した場合
レートが上がったら1ドル105円で売る(指値注文)
逆にレートが下がったら1ドル100円で売る(逆指値注文)

指値注文と逆指値注文を同時に発注します。

米ドルが1ドル101円で売りの注文を出した場合
レートが上がったら102円で買う(逆指値注文)
レートが下がったら99円で買う(指値注文)

指値注文と逆指値注文を同時に発注します。

※図解で説明

初心者は取引に慣れていないことから金額の入力間違えなどによる誤発注を起こす可能性が高いので、OCO注文に慣れるためにも、まずデモ画面で注文の練習をすることをおすすめします。

初心者が使いやすい注文機能の業者比較

使いこなすと便利なOCO注文ですが、初心者は損失を最小限に抑え利益を出す取引ができるようになるためにも、デモ画面で練習してから実際に取引してみることをおすすめします。

初心者でも使いやすい注文機能のデモ画面がある業者の比較です

まとめ:便利なOCO注文はデモ画面で慣れてから取引デビューしよう

利益確定と損切り注文を同時に出すことができて、一方が成立するともう一方が自動的にキャンセルになる便利な注文方法であるOCO注文は初心者でも損益を最小限に抑え利益を出すことができるので使いやすい注文方法です。

しかし、取引に慣れていない初心者がイキナリ取引デビューするのは少し心配ですよね。ですのでOCO注文をデモ画面を利用して慣れてきてから実際に取引デビューすると実戦でも使いこなすことができるでしょう

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